肩こりが取れないとデブになる?

近頃は、パソコンがないと仕事にならないくらいキーボード操作などが、一般的になりました。
でも一方で、肩こりや眼精疲労の患者さんが本当に増えました。
また、首を下に向けている姿勢が多いスマホもストレートネックを誘発します。
ところで、パソコン作業や長時間のスマホは、肩や目の疲労だけではなくて、お腹ポッコリになること知っていましたか?

まずっ座っている姿勢と血行について考えてみましょう。
座っている姿勢というのは、太ももの付け根が、圧迫されてお腹の中心を通っている太い血管から両足に分かれていく足の血管を圧迫します。
そうそう。エコノミー症候群って聞いたことありませんか?
狭い椅子に長時間足を下に向けて座っていると足の血管に血の塊ができてしまいます。そして、血の塊は、歩行などをきっかけに足の血管から離れ、血液の流れに乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまいます。そうすると、呼吸困難を起こして、最悪死んでしまうこともあります。
恐いですね。
そこまでいかないにしても、どちらにしても、仕事などで前傾姿勢でアゴを突き出していると、同時に太ももの付け根が圧迫されて、足からお腹にかけてむくみが出てきます。
このむくみの正体は、静脈血が心臓へスムーズに戻らなくなってしまうことで、リンパ液の循環が阻害されて起きるとされます。
血液の流れが邪魔されてしまうと、当然疲労物質もうまく排出されません。
それは、足のむくみに始まり倦怠感や肩こり、腰痛として現れてきます。
ここで一番の問題が、便秘と並行してお腹の膨満感が増してくることです。
それと少なからず腸が下垂するとも言われます。
始めは、むくみ程度だったものが、代謝が悪いことによってお腹やお尻にどんどん燃焼されなかった脂肪が蓄積されていってしまいます。
上半身は、そんなにおデブでもないのに、下半身がヤバいと思う人は、肩こりさんも多いものです。

では、これを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
わたしは、ストレッチや運動などは、あまり勧めません。毎日の日常でこなせることが、一番長続きします。
肩こりに一番効く動作は、手を振って階段を上り下りすることと、電車では、つり革を左右交代しながらつかまることです。
女性は、出来たら踵の低い靴を履いて歩いてほしいものです。

太ももの付け根を意識して、動作をしていくと肩こりも軽くなるし、お腹も引っ込んでいきますよ。試してみてくださいね。

肩に悪霊が、憑いているいるから肩こりが治らないからと、変なお祓いなんか受けないでくださいよ。(笑)

それから、肩こりをバカにしないことです。
相当ひどい痛みがある場合は、他の重篤な病気が隠れている場合があります。
その時は、きちんと医療機関を受診してくださいね。

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