ペットの霊界と人間の霊界

わたしは、ワンコの整体もしています。
先日もあんよに不具合のあるジャーマンシェパードの男の子を施術しました。
ペットは、わたしたちにとってかけがいのない家族ですし、究極の癒やしでもあります。
その可愛いペットとのお別れの時胸が裂かれる思いをします。
もっとあの時なんとかしてあげれなかったのではないか。もっと早く気付いてあげられなかったものか。飼い主様は、さんざん後悔して自分を責めてしまいます。
私自身もたくさんのワンコとお別れをしてきましたが、実際に可愛がっていたペットは、国替えをしたら一体何処に行ってしまうのでしょうか?

実際には、葬儀をしてその魂を送り出します。
わたしは、葬儀の最中に飼っていたワンコとお話をします。面白いことに小さな男の子であったり女の子の口調です。年齢的には、3~4歳位の可愛らしい声です。
殆どの子が、何故かわたしを慰めてくれます。
驚くことは、むしろ天界に行くことを楽しみにしているように話します。
ペットとは、最後の最後まで飼い主様を思い慕っている存在であることは、確かです。

以前ペットを可愛がる英国の紳士が、わたしが死んだ後飼っていたワンコとともに埋葬してほしいと遺言を残した。とする記事を読んだことがあります。
日本ではどうでしょうか?
すごく腹ただしい霊能者に会った時のお話をしますね。
彼は、犬などというものは、所詮畜生なのであるから、死しても極楽には行かぬ。畜生は、畜生界に葬られるのだ。と言っていました。
このおっさんのほうが、畜生界に落ちてしまえ!って真剣に思いました。
なんとも悲しい霊能力の持ち主でしょうか。一体何が、彼を守っているのか。呆れてしまったことがあります。
さて、日本では、ペットは、法律でモノ扱いされています。そこに人間のような人権は存在しません。ほんとに最近になって「動物の愛護及び管理に関する法律」2005年(平成17年)6月に改正し、2013年の改正では、飼い主やペット業者の責任や義務が強化され、実物を見せないまま販売する事は禁止されました。また、飼い主はペットが死ぬまで飼い続ける責務がある事などが盛り込まれたのです。
先進国としては、実にお粗末なものです。ペットへの虐待や飼育拒否に対して刑事事件として立件できるように早くなってほしいと思うのは、わたしだけではないと思います。

さて、話を戻しますが、ペットは本当に畜生界に落ちていくのでしょうか?
ずっと、何度もワンコとチャネリングを試みましたが、解答は得られませんでした。
しかし、ある転機が訪れたのです。
それは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのバースという名のオスのワンコとの出合いでした。
彼は、すごくおっとりしていて常日頃わたしと霊線がつながっている子でした。
人の目をしていて、人の言葉を100%理解していました。
彼は、14歳でこの世を去りましたが、今でもずっとチャネリングが出来ます。時折姿さえ見せます。更には、触らせてくれることもある不思議な子です。

さて、彼にペットの死後のことを訪ねてみると、わたしと友人に、同日の晩に夢でその世界を見せてくれました。こういうシンクロチャネリングは、信憑性が高いものです。
その世界は、広大な草原の中にこんもりとした森があります。
その森のなかに分け入ると、木々に囲まれたなんとも美しい深淵な泉があるのです。そこは、鳥がさえずり、泉にはそのコーギーのバース君が、気持ちよく泳いでいました。
わたしが今まで家族としていた猫や犬たちもそこで楽しそうに暮らしていたのです。
わたしは、その友人と同じ光景を見たことに興奮を覚えましたが、あえてすべてを友人に語らず実際にわたしが見た泉と同じ光景か、確認してみました。
結果は、どうだったか?
その光景は、わたしと完璧にシンクロしていました。
今まで飼っていたワンコや鳥たちも勢揃いでした。
私が会ったこともない鳥やワンコ、小動物たちもたくさんいました。
これは、動物霊界へのチャネリングであったと思います。

さて興味深いのは、この泉には、人の姿はまったく見当たりません。深淵な森の中では飼われていたであろう動物たちだけが、生活しているのです。
わたしは、ここを「幸せの泉」と名付けました。
これは、憶測ですが、動物たちにはそれぞれ縁のあるものたちで、こういった泉の世界で暮らしているのだろうかと思います。
どうも人と一緒には、霊界では暮らせないようです。
しかし、私や友人のように会いには行けるようです。やはり、ワンコたちの菩提樹であるお寺の御坊が私に話してくれたことは、正しいようです。
動物には、動物の霊界があるようです。

わたしは、すごく衝撃でした。どんなに可愛がっていたペットでさえ人間の霊界では一緒に暮らせないんだ。寂しくもありましたが、コーギーのバース君が、わたしに教えてくれました。「僕たちは、ここで生まれ変わりを待つんだよ。いっぱい可愛がってくれた飼い主様のもとからは絶対に離れないんだ。姿を変えて又会いに行くこともあるんだよ。」と。

なるほど。わたしは、バースのメッセージに慰められました。
一度出会って一緒に楽しく暮したペットとは、霊界は違えどもいつも一緒なんだ。
そうか。勇気を持ってまた新しいペットを迎えてもいいんだ。そう思いました。

今わたしは、クランという名のジャックラッセルテリアと暮らしています。彼女は、身体に勾玉(まがたま)模様があります。ジャックラッセルテリアの犬種にしては、すごく育てやすく人間の目つきをします。この子は、先程のコーギーのバース君に守られているようです。
ワンコというのは、姿かたちを変えてすごく短期間に生まれ変わりをするものです。
クランは、少なくともわたしが出会ったワンコのうち三頭は、間違いなく御魂を引き継いでいます。

ペットたちとは、人の霊界とは、共存できない定めであるからこそ、家族として精一杯可愛がってあげないといけないと感じました。
そして、いつも彼らは、例え国替えをしてもわたしたちのそばにいてくれるものです。
常に生まれ変わりをしてくる彼らの純粋な魂に脱帽です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です