守護霊を味方につける方法

守護霊って何なんでしょう?

一般的には、自分を守ってくれる存在でしょうか?

では、どんなふうに守ってくれているのでしょう。 一つ不思議なのは、どうしてみんなに守護霊が居てくれるのに、何故突然の不慮の事故死や不治の病になるのかということです。 この人達には、守護霊が居ないのでしょうか?

わたしは、守護霊の存在を人格化して、あなたの死んだお爺いちゃんやおばあちゃんが守ってくれています。という霊視に疑問を感じています。 それよりは、守護霊を、「守護想念」と訳すのが正解だと思います。 不慮の事故でなくなったり、不治の病になった人に対して、「あなたは、守護霊の力が弱いからだ。」と言われて納得できますか? わたしは、納得できません。 事故は、単純に被る確率の問題です。 つまり、たまたまということです。 むろん、事故に合わないように普段から気をつけねばなりません。

人は、面白いです。あの飛行機に乗っていたら墜落していた。と守護の高さを強調するのに、傘を忘れてズブ濡れになっても守護が薄いとは、言いません。 また、例えば、霊能者の多くが、悪性腫瘍の癌(がん)について、守護や因縁の怖い話をして不安をあおったりします。

でも、無知は、恐ろしいことです。 がん細胞はわたしたちの身体の中で、常時出来ては、破壊されを繰り返しています。 そこに何らかの免疫力の低下が、がん細胞を壊す能力より、がん細胞の産生が増えて悪さをするから、癌となるのです。 高齢者が、肺炎になって抵抗力が落ち、肺がんや播種性リンパ腫になったりしていくのが、いい例です。 わたしたちの皮膚一つとっても、外的な細菌やらを常に防御しています。しかし、皮膚表面のPHのバランスが、崩れて皮膚の防御機能が侵されて、アトピーや疥癬に罹ったりするのです。 決して守護霊のパワーが低いからでは、ありません。

病気を守護霊のせいにされては、守護霊も可哀想なものです。 一方病気は、因縁なのは、正しい解釈ですが、もともと因縁は、「原因と結果」の構造を指すのであって、ドロドロした怖いお話ではありません。

さて、守護霊を、想念という因縁に絡めてお話をしましょう。

わたしは、すごく自己中心的で破壊的な性格の父親に育てられて、DVを受けながら成人するまでを苦しみました。 成人後も何かと困らされていました。 父が亡くなる5年前頃にお墓を作りたいと申し出がありました。わたしが、全額立て替えて後で半額父が払うという約束でした。 結果的には、ギャンブル依存症の父は、その半額の費用は、踏み倒しました。 おまけに、自分で借金をして勝手に別な場所に新しいお墓作ってしまいました。 今までのお墓からご先祖の骨壷をごっそり持ち出してです。 まあ、怒れる事案ではありますが、父の思うようにすればいいかと許容しておきました。

さて、父が死に、葬儀の後父が作ったお墓に納骨して完結かと思いきや、毎夜のようにわたしの夢の中に出てきては、元のお墓に戻してくれと言うのです。 さすがにわたしは、ご先祖様に申し訳ないですし、修法を持って説得しなんとか納得してもらって静まって頂きました。

その時、改めて人の想念の恐ろしさに気付かされました。

わたしたちが、何か目標を持って頑張る時、「想念」が強力な威力を発揮します。 想念ですよ。妄想ではありません。 お釈迦様も注意しているように、「妄想」は、煩悩の元です。あくまでも大切なのは、望む「想念」なのです。 父親のお墓の例では、わがままなよろしくない想念が、はたらいていました。 それほどまで想念は、死んでも残っていくものです。

ですから、お葬式は大切なのです。死者に要らぬ想念を育まないように静まっていただく必要があります。 浮かばれない想念は、幽体となって時折わたしたちの目の前に現れたりもします。

ということで、もしも守護霊が、あるならば、それは想念の塊と言えます。 あなたが、お金儲けをしたいと強く思えば、想念も高まります。そうすれば、役立つ書籍やセミナーを求めるでしょうし、アンテナを張り巡らすはずです。 そう言えば成功者には、たくさんの守護霊がついていると言われますよね。 それは、成功者たちが、成功した事例や人物などを深く研究しているからなのです。それは、幾つもの想念になって彼に宿ります。 おそらく一般の霊能者たちは、そういった想念の塊をいくつも感応して、それを人格化して守護霊の数として伝えているのでしょう。

守護霊を味方にするのではなく、守護霊という強い想念を育むことが、すなわち「守護霊=強い想念を呼ぶ」ことになるのを忘れないでください。 そして、強い想念は、どんどん育っていきます。 それを霊格のより高い守護霊が付くということでしょうか。

わたしは、守護霊は、その人の「想念の塊」と考えます。 人格化された守護霊を求める妄想では、限定的になってしまうと思いませんか? 対して、想念は、限界なくどんどんレベルアップしていくことになります。 ちょっと考えてみて下さい。 あなたが、もし、守護霊にされて人を見守ることをずーっと続けられますか? 例え霊体になっても、あなたにもやりたいことはあるし、自分の身の回りのことで手がいっぱいなのではないでしょうか? さらにあなたが、成功者ならば、霊体になったらここらでゆっくりしようと考えないでしょうか?(笑)

そもそも守護されるとは、受身的発想です。

守護されるのではなく。守護するのは、あなた自身です。

守護霊は、あなた自信の御魂であることを知るべきです。

あなたの御魂を味方にすることが、守護霊を味方にする方法と言えないでしょうか?

そしてそれは、あなた自身の「強い想念」であるとわたしは、思います。

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